【成瀬は天下を取りにいく】最強の主人公に魅了されていく

【成瀬は天下を取りにいく】ー最強の主人公、現るー

著者:宮島 未奈(Miyasima Mina) 出版社:株式会社新潮社

<この本を読んだきっかけ>
2024年、本屋大賞を受賞しかなり注目していた一冊です。
登場人物の個性的なキャラクターで、特に主人公は応援したくなり一気に読み進めてしまいました。
私が、特に気に入っているシーンは、ゼゼカラの結成です。
M-1予選のシーンは本当に笑いながら読んでいました。おもしろ有りの青春小説です。

 

1.作者について

1983年静岡県富士市生まれ。

滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。

2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。

2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。

第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など15冠を獲得し話題となる。

続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計75万部を突破。

2.主な登場人物

① 成瀬あかり

滋賀県大津市生まれ、同市在住。

島崎曰く一人でなんでもできてしまうがゆえ、他人の目を気にすることなくマイペースに生きている。

いつもスケールの大きなことを言うが、日頃から口に出して種をまいておくのが大事だという考えを持っており、たとえ目標に届かなくても落ち込まない。

もちろん目標達成することも多数で、かつては天才シャボン玉少女としてローカル番組で名を馳せたことも。

将来の夢は、二百歳まで生きること

 

② 島崎みゆき

自称成瀬と同じマンションに生まれついた凡人。

成瀬家とは家族ぐるみの付き合いがある。

私立あけび幼稚園に通う頃から、成瀬あかり史の大部分を間近で見てきたという自負があり、成瀬を見守るのが己の務めだと考えている。

コミュニケーション能力が高く、友人も多い。両親は県外出身。

 

3.あらすじ

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。

コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。

さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。

今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!

 

<感想>書き出しである、「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」の一言で私は、グッとこの本に引き込まれました。成瀬から出る一言は、いつも大胆で壮大な野望を抱いていて、次はどんなことに挑戦するんだ?どんなことをするんだ?と、楽しみながら物語を追うことができました。舞台はコロナ禍という中で、どういった思い出を作れるのか、軒並み学校行事は中止、縮小と経験した人には胸が熱くなるのではないでしょうか。私自身、心に残っている言葉は、「大きなこと百個言って、一つでも叶えたら、『あの人すごい』になるという。だから、日頃から口に出してタネをまいておくことが重要なのだそうだ」非常に、メンタルが強いですよね笑しかし、失敗は当たり前を前提にチャレンジする姿勢は見習うべきだなと感じました。どんな方でも、サクッと読める本なのでおすすめです。

 

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